米大リーグ(MLB)公式サイトは20日(日本時間21日)エンゼルスの大谷翔平投手(26)について心配なデータを掲載した。今季4度目のリアル二刀流の「2番・投手」で先発マウンドに上がった19日(日本時間20日)のインディアンス戦の数字だ。

 大谷は4回2/3を5安打2失点、5三振2四球で、打者19人に72球という内容だった。KOされたわけではないが、米メディアは一斉に直球とスプリットの球速が大幅に低下したと一大事のように報じた。

 同サイトは直球は平均91・3マイル(約147キロ)で、今季の平均96・6マイル(約155キロ)より5・3マイル(約8・5キロ)減速した。スプリットは同89・3マイル(約143・7キロ)から82・7マイル(約133キロ)と大幅ダウンだ。ただ4回に95マイル(約153キロ)を計測しており、「燃料切れではなかったようだ」とした。

 一方、米CBSスポーツ(電子版)も注目のトピックスとして球速低下を報じた。「大谷は打者がスイングした31球のうち11回空を切らせ、空振り率は35%。これまでの38%とほぼ変わらなかった。過度に心配する必要はない」との見解を示した。

 大丈夫かそうではないのか。次の登板ではっきりする。