【ニューヨーク発】ヤンキースのジョー・ジラルディ監督が29日(日本時間30日)、ヤンキー・スタジアムで記者会見を行い、田中将大投手(25)の1年目を総括した。「途中で中断したことは不運だったが、我々にとって彼はよくやってくれたと思う。いい方向へ前進しているが、ケガは予測できないもの。彼は多くを学んだと思うし、我々は彼の存在感を楽しめた」

 また、来季については、「いい年になってくれることを期待している。32回は先発してほしい。スプリングトレーニングにはいい感覚で来てくれることだろう。彼もそう思っているはず」と期待を寄せた。

 ワールドシリーズ終了後にFAになる黒田博樹投手(39)に対しては「彼からはオフの間、(ロサンゼルスの)家に帰るとしか聞いていない。シーズンが終わって体力的にも精神的にも消耗しているので、1か月くらいたってからでないと去就に関して聞くのはフェアじゃないと思う。私は彼に(何も)尋ねていない」と語った。