米メディアのNJドットコムは17日(日本時間18日)にMLBの今季日程の約4分の1を経過した現時点でのア・リーグMVP候補ランキングを発表した。エンゼルスの大谷翔平投手(26)を4位に格付けした。

 14日(同15日)の敵地レッドソックス戦で右手一本でのグリーンモンスター越え弾を放ち、16日(同17日)には9回二死から劇的な逆転決勝2ランを右翼ポール際に叩き込んだ。こうした活躍はボストンやニューヨークなど米国北東部でも強烈なインパクトをもたらした。

 16日時点で投手としては1勝0敗ながら、防御率2・10は規定投球回数に達していればリーグ4位に相当。25回2/3で40三振を奪っている。打者では12本塁打はMLBトップタイで、29打点は同10位タイだ。

 同サイトは大谷を「ベーブ・ルースを覚えていない人にとって、今までの誰とも違う」と評価。「投打ともに完璧ではない。非常に生産的なパワーヒッターであるが、洗練はされていない。投手としては制球難という大きな問題を一掃する必要がある」と多少厳しい目を向けるものの、「これが同じ人物であることが、ものすごく価値のある選手に仕上げている」と褒めた。

 1位から3位はエンゼルスのマイク・トラウト外野手(29)、ブルージェイズのウラジーミル・ゲレロ内野手(22)、レッドソックスのザンダー・ボガーツ内野手(28)だった。