【ニューヨーク25日(日本時間26日)発】今季限りで現役を引退するヤンキースのデレク・ジーター内野手(40)が、本拠地ヤンキー・スタジアムでの最終戦で劇的なサヨナラ打を放った。

 ジーターの親友であるヤンキースOBの松井秀喜氏(40)はNHKBS1の中継でゲスト解説を務めた。劇的な形で迎えた試合後のセレモニーも見届けた。試合前は「一緒にプレーした期間も多少思い出しながら、彼との長い時間もありましたから最後のプレーを見たい」と感傷的だった。ジーターが初回に二塁打を放つと「(僕は)驚かない。(大きな舞台で)サラッとやるのが彼。ジーターらしい」と話した。

 サヨナラ打については「9回表に3点取られたときに何となくこうなるんじゃないかという感じがしました。グラウンドレベルで見られたのは僕にとってもすごくいい思い出になりました」と予感があったという。そして「第2の人生も彼にとって素晴らしい人生になることを祈るだけです。お疲れさまでした」という言葉で結んだ。