オリオールズのミーンズが史上初の珍ノーヒッターに 無安打、無四死球、無失策でも“不完全”のワケ

2021年05月06日 11時00分

マリナーズ打線相手に無安打無得点を達成したミーンズ(ロイター=USA TODAY)

 オリオールズの左腕ジョン・ミーンズ投手(28)は5日(日本時間6日)に敵地シアトルでのマリナーズ戦でノーヒットノーランを達成し、今季4勝目(無敗)をマークした。打者27人に113球投げた。一方、投げ合ったマリナーズの菊池雄星投手(29)は7回5安打3失点、7三振1四球と好投するも、今季2敗目(1勝)を喫した。試合はオリオールズが6―0で勝った。

 9回二死、最後の打者クロフォードのバットをへし折り、弱い遊直に打ち取り快挙を達成するとマウンド上で捕手セベリーノを歓喜のハグ。あっという間にナインにもみくちゃにされた。今季のメジャーでは4月9日(同10日)のパドレスのマスグローブ、同14日(同15日)のホワイトソックスのロドンに続き3人目のノーヒッターとなった。

 12三振を奪い、芯で捉えられた打球は野手の正面に飛んだ。無四死球、内野ゴロ3、外野フライ3、味方は無失策。対戦した27人から27個のアウトを奪い、残塁0だったが、パーフェクトにならなかったのは3回、8番ハガティを振り逃げ(記録は空振り三振と暴投)での出塁を許したから。しかし、そのハガティは次打者の打席中に、二盗に失敗したため、残塁0だった。

 米エライアス・スポーツ社によると、無安打、無四死球、無失策で完全試合ではないノーヒッター達成は史上初とのことだ。オリオールズの投手による単独のノーヒッターは1969年のジム・パーマー以来52年ぶり、チームでは10人目の快挙だ。意外にも完投も自身初だった。

 試合直後のインタビューでは再三にわたる好守を見せたチームメートに感謝の思いを込め「信じられない。素晴らしいゲームだった」と振り返った。スタジオのインタビュアーから「今、あなたの人生において特別と言えるこの瞬間、誰のことを思っていますか?」と問われると、一呼吸入れてから、「妻、子供たち、母、父です」と感慨深い表情で語った。 

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