【ニューヨーク発】右肘靱帯の部分断裂で故障者リスト入りしているヤンキースの田中将大投手(25)が、独特の表現でデレク・ジーター内野手(40)をたたえた。

 春季キャンプから、ジーターからはちょっかいを出されたり、イタズラをされたりと何かと目をかけられた。「単純にスーパースターだな、すごい選手だなというふうに見てましたね」と入団前に距離を感じていた田中だったが、今では“兄貴”のような存在になった。

 田中はジーターのキャプテンシーについて「(ナインを)引っ張るとか、そういう(具体的な)ものよりも“存在感”なんです」と表現した。名門・ヤンキースで輝かしい実績を積み上げてきた存在感は別次元だったのだ。

 この日は、9日ぶりに傾斜のあるブルペンでの投球の翌日とあって、体の張り等のコンディションが注目されたが、順調のようで終始明るい表情。15分ほどの軽めのキャッチボールと、長めの距離を数本走ってグラウンド上の練習を終えた。