マリナーズ・菊池 7回一死までノーヒッターの快投で今季初勝利

2021年04月30日 08時31分

7回一死までノーヒッターの菊池(ロイター=USA TODAY)

 マリナーズの菊池雄星投手(29)は29日(日本時間30日)に敵地テキサス州ヒューストンでのアストロズ戦に先発し、7回一死までノーヒッターの力投で今季初勝利(1敗)をマークした。7回を1安打無失点、4者連続を含む7三振2四球。打者23人に95球投げた。3回にトランメルのソロ本塁打で先制したチームは1―0で競り勝ち、連敗を4で止めて14勝12敗とした。

 夢が断たれたのは89球目だった。7回先頭のブレグマンをカットボールで三球三振を奪い、連続三振を4に伸ばした。打席は3番コレア。フルカウントからの7球目、外角にやや甘く入った93マイル(約150キロ)のカットボールを捉えられ、右中間二塁打とされた。敵地に歓声とため息が入り交じった。

 大記録が消滅し、気落ちしても不思議ではないが踏ん張った。続くグリエルはフルカウントから投前にボテボテのゴロ。菊池はダッシュしてスライデングキャッチすると起き上がりながら一塁へ送球しアウトとした。3人目のディアスは初球のカットボールで遊ゴロに仕留めた。この回で降板し、中継ぎ陣に託した。

 1番から8番まで右打者を並べたアストロズ打線に対し、自身の生命線となっている90~93マイル(約145~150キロ)のカットボールが面白いように決まった。初回は一死からブレグマンを四球で歩かせるも、3番コレアを低めのカットボールで遊ゴロ併殺に仕留め、無失点で終えた。

 2回は全て内野ゴロで三者凡退。3回は一死から球審の厳しい判定で四球を与えるも、淡々とストライクを取るリズムを変えることなく、後続を空振り三振、二ゴロに打ち取った。ここを乗り切るとカットボールのキレ、制球力がさらに一段階上がり、4~6回は走者を許さなかった。

 これまでの菊池は力で押す印象だったが、この日はカットボールを中心に変化球でゴロアウト11と打たせて取り、今季5試合目で初白星をマークした。この試合をきっかけに確変の予感だ。

関連タグ: