【ミシガン州デトロイト26日(日本時間27日)発】右肘靱帯の部分断裂で故障者リスト入りしているヤンキース・田中将大投手(25)は、タイガースの本拠地コメリカ・パークでブルペン投球を行った。

 30度を超える炎天下、キャッチボールを終えた田中はブルペンに入ると、まずは捕手が立った状態で変化球を交え10球。その後、捕手が座るとノーワインドアップで全球種を17球、さらにセットポジションで14球を投げ込んだ。その後はスパイクからシューズに履き替え、ダッシュを数本こなし汗だくでクラブハウスへと引き揚げた。中4日の投手と同様の、登板後2日目のブルペン投球だった。

 田中は28日(同29日)のタイガース戦の試合前に、実戦形式の打撃練習「シミュレーション・ゲーム」で3回を想定して45球を投げる。その後も経過が良好ならば、傘下マイナーの実戦か試合形式で行われるリハビリ登板のため一時的にチームから離れることが予想される。

 試合前、ジラルディ監督は今後について明言は避けたが「(ここまでは)スケジュール通りだ」と語った。エースの復帰は近い。