オリ一軍キャンプ宮崎移転 宮古島「イチロー監督で戻ってきて」

2014年08月27日 11時00分

新キャンプ地の完成図を掲げる西名社長(右)と瀬戸山本部長

 オリックスは25日、来春の一軍キャンプを宮崎市の清武総合運動公園で行うことを発表した。大阪市内で会見した瀬戸山球団本部長は「練習試合が多くできるメリット、施設面の充実、たくさんのファンに来てもらえる環境作りという3点で優れていた」と移転理由を話し、22年間続いた宮古島に対しては「設備面で他の球場に比べて見劣りするのは否めない。老朽化もある。グラウンド状態について再三要望を出したが、うまくいかなかった」と説明した。

 清武のメーン球場は5000人以上の観客が収容でき、屋内練習場も完備。第2球場も来秋に完成予定で「バファローズタウン」としてファンサービスを充実させる。宮崎市も「総試算18億円で、ソフトバンクや巨人と同等の球場です。県外客の増加が見込め、宮崎のPRにもなる」(宮崎市スポーツランド推進室担当者)とバファローズ協力会を立ち上げ、バックアップする考えだ。

 一方でガックリなのは撤退される宮古島サイド。宮古島協力会の平良勝之会長は「チームが好調だし、優勝パレードの話もしていたのに…。市の予算も少しずつ減っていたようですし、数年前から他との誘致合戦になり、他に上を行かれた。残念です」と悔しさをにじませるばかり。

 それでも、宮古島には故仰木監督の古酒が置かれた酒蔵や優勝記念碑もあり、二軍の来春キャンプは行われることで「この糸をつなげていきたい。将来的にイチローさん(ヤンキース)が監督になってまた戻ってきてくれたら…。宮古島で育って世界のスーパースターになった。つながりは大事にしたい」(平良会長)と将来の“カムバック”に思いをはせた。