米大リーグ機構(MLB)は19日(日本時間20日)に公式動画配信サービスのMLB.TVが今季、開幕からの3週間で過去最高のストリーミング数となる、13億4000分以上が視聴されたと発表した。

 MLBは「21年シーズンは接戦、エキサイティングなスター選手の活躍、仰天の先発出場、そして2度のノーヒッターで幕を開けた」を要因に挙げた。昨季の最初の18日間と比較すると12%増、19年シーズンの同時期と比較すると43%増だという。

 具体名は挙げなかったが仰天の先発出場とはエンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・投手」のリアル二刀流で出場した4日(同5日)のホワイトソックス戦だろう。投げては最速101・1マイル(約163キロ)をマークし、打球速度115・2マイル(約185・4キロ)の超高速先制弾を右中間に叩き込んだ。

 その試合はスポーツ専門局ESPNが「サンデーナイト・ベースボール」で全米中継し、視聴者数は昨季の平均から35%増の161万1000人だった。米国の視聴者数増加にも貢献する二刀流。恐るべしだ。