田中とヤ軍に思わぬ難題「マイナーでリハビリ実戦できない」

2014年08月22日 05時10分

【ニューヨーク20日(日本時間21日)発】右肘靱帯の部分断裂で故障者リスト入りしているヤンキースの田中将大投手(25)のブルペン投球を見守ったジラルディ監督はアストロズ戦の試合前の会見で「カーブ、スライダー、スプリッターとも非常に良かった。快調に前へ進んでいる。今のところリハビリはすべてうまくいっている」と安堵の表情を浮かべた。右肘の靱帯を再検査するかどうか聞かれると「何か(異常が)ない限りは再度MRI(磁気共鳴画像装置)検査を行う必要はないと考えている」と話した。

 今後の予定に関しては、「今日ブルペンで力を入れて投げたことで明日の右肘の状態がどうなのかが非常に重要になってくる。具体的な日程はまだ決めてないが、次のステップとしては打撃投手として投げること。続いてシミュレーションゲーム、リハビリゲームと順にこなしていく。打撃投手をやる前にもう一度ブルペンで投げることもあり得る」と明かした。

 ジラルディ監督が考えるプラン通りに運べば田中は今月中にも傘下マイナーの試合でリハビリ登板することになる。しかし、ここで大きな問題が…。マイナーのレギュラーシーズンは9月1日(同2日)までで、その後、プレーオフが行われる。ヤ軍傘下の5球団のうち、3Aスクラントン、2Aトレントン、1Aチャールストンの進出はほぼ絶望。1Aスタテンアイランドと1Aタンパも首の皮一枚の苦しい状況だ。つまり、リハビリ登板する試合がない可能性があるのだ。

「それに関してはまだ確認していない。今の段階は次のステップのことを考えればいい。すべてのステップがポジティブに運んでいる。このまま進んでくれることを願っている」と指揮官。メジャー復帰にマイナーでのリハビリ登板は欠かせない。田中とヤ軍にとっては思わぬ難題が生じた。