ヤンキース黒田が8勝目をマーク

2014年08月18日 16時00分

 ヤンキースの黒田博樹投手(39)が17日(日本時間18日)、敵地トロピカーナ・フィールドで行われたレイズ戦に先発。6回2/3を投げ、4安打2失点で、7月25日(同26日)のブルージェイズ戦以来となる今季8勝目(8敗)をマークした。

 

 初回一死後、連打で一、三塁とされると二ゴロの間に先制点を献上した。しかし黒田は2回以降は本来の投球。「今日はアグレッシブにストライクを取っていこう」と普段はあまり投げないフォーシーム中心の投球でリズムをつくり、シンカー、スプリットで打たせて取った。内野の好守にも助けられ2回から6回までパーフェクト。味方打線の援護を呼んだ。3―1の7回に先頭ジョイスの右翼への二塁打、続くロンゴリアの左前適時打で1失点。二死後、この日初めての四球を出したところで交代を告げられた。それでも、救援陣がリードを守りきり、見事4試合ぶりの白星をマークした。

 

 メジャー自己ワーストタイの5四死球で5回途中でKOされた前回登板後、首脳陣は登板間隔を中8日以上空けることを決めたが、ジラルディ監督に中6日での登板を直訴。「メンタル的な部分で切り替えできたことが大きいですね」と気持ちのリフレッシュを図ったことが奏功した。

 

 ベテランらしい巧みな投球術も光った。ア・リーグ東地区のチームとの対戦が増える9月を見据え、レイズ打線に直球の印象を植え付けることに成功。「同じ軌道でバットを出させないためにもフォーシームを投げた。バッターのアプローチも変わってきますから」。ローテーション投手としてメジャーで7年間戦ってきた男だからこそできる芸当だ。

 

「(シーズンが)ここまできたら、だまし合い。そういうボールが頭に残ればいい」と黒田。開幕から唯一、先発ローテを守り続けるベテラン右腕が、ヤ軍に大きな1勝をもたらした。