パドレスのダルビッシュ有投手(34)は12日(日本時間13日)に敵地ピッツバーグでのパイレーツ戦に先発し、7回を投げて3安打1失点、6三振1四球で今季初勝利を挙げた。打者25人に95球投げた。チームは6―2で勝った。

 初回は1点を先制してもらってマウンドに上がり、全て内野ゴロを打たせて10球で簡単に三者凡退。2回は先頭モランを左飛、続く、ゴンザレスは右飛と二死は取ったが、コースが甘くしっかり捉えられていた。6番スターリングズに左越え二塁打を打たれたが、7番ファウラーは3球三振に仕留め、先制点は許さなかった。

 しかし、3回に失点。二死後、フレイジャーに左前打を許すと続くエバンスへの初球が外角低めを大きく外れる暴投。フルカウントから真ん中低めのカットボールを左翼線二塁打されて、同点に追い付かれた。3番レイノルズはスプリットを捉えられたが三直。勝ち越し点は許さなかった。

 4、5回を連続して三者凡退で終えると、6回にマイヤーズが勝ち越し2ラン。さらに女房役のカラティニが左中間を破る適時二塁打を放ち、4―1とした。

 ダルビッシュは6回二死から四球を与えるもモランを左飛。6―1の7回は三者凡退で片付け、その裏に代打を送られて降板となった。

 今季は自身2度目の開幕投手を務めたが、ここまで2戦白星はなかった。これでチームは4連勝。さらに勢いを加速させるうれしい1勝だ。