田中9月第1週復帰へ17日ブルペン入り

2014年08月16日 16時00分

【フロリダ州セントピーターズバーグ15日(日本時間16日)発】右肘靱帯の部分断裂で故障者リスト(DL)入りしているヤンキース・田中将大投手(25)がついにマウンドでの投球を再開する。田中本人やロスチャイルド投手コーチらが明かしたもので、16日(同17日)にレイズの本拠地トロピカーナ・フィールドでブルペン入り。直球のみで25球を予定しているという。

 

 前日を完全オフに充てた田中はこの日のレイズ戦の試合前、グラウンドに姿を見せ練習を開始。マウンド上でノックも受けた。いつもと趣向を変えたメニューをこなしたのも、リハビリが順調に進んでいる証拠。投げるばかりでなく、実戦的な動きに対応できるほど体は万全のようだ。

 

 練習後には米メディアに対応。患部の状態について「大丈夫。痛みもない」と答えた上で、翌日にブルペン入りすることを明かした。傾斜のある場所での投球は先月9日(同10日)のDL入り後初めてになる。

 

 田中のブルペン投球の結果はヤ軍が重要視するポイントのひとつ。ここまでキャッシュマンGM、ジラルディ監督が慎重な姿勢を見せていたのもこのためで、トミー・ジョン手術を行うか否かはこのブルペンで決まると言っても過言ではない。投球後、患部に違和感が出なければ、復帰への大きな前進を意味する。

 

「第4段階」にあたる平地での強めの投球はボルティモアで軽く10球。わずか2日後に「第5段階」のブルペン投球と、リハビリは驚異的なペースで段階を踏んでいる。ブルペン投球をクリアすれば、次は変化球。田中も「投げなきゃいけない」と気にかけるが、それも近日中に実現する。このままいけば「来週に打撃投手」、「8月中にマイナーで実戦登板」と予定されるメニューは“高速消化”されそうだ。

 

 9月第1週といわれる復帰に向け、田中は今後の野球人生を占う運命のブルペンでどんな投球を見せるのか。