【ニューヨーク13日(日本時間14日)発】右肘靱帯の部分断裂で故障者リスト入りしているヤンキースの田中将大投手(25)が平らなグラウンドでの投球練習を開始した。田中がロスチャイルド投手コーチを座らせて10球投げたことを受け、ニューヨークのメディアはすぐさま電子版やツイッターで速報した。ニューヨーク・ポスト紙は電子版で「田中が距離を延ばし、球速を上げ、捕手座りしている投手コーチへ投げた」。米スポーツ専門局ESPNニューヨークのヤ軍担当記者はスマホで撮影したグラウンドでキャッチボールする田中の写真とともに「投手コーチにある程度強い球を投げていた」とツイートした。

 さらにヤ軍戦を中継するテレビ局YESネットワーク、ウォールストリート・ジャーナル紙、デーリーニューズ紙、ヤ軍公式ページなども「田中が平らなグラウンドで故障後に初めてファストボールを10球投げ、痛みがなかった」「田中は今季中の復帰に希望を持っている」と報じた。