エンゼルス・大谷翔平投手(26)が9日(日本時間10日)の敵地でのブルージェイズ戦で、4―0の5回に今季3号となるソロを放った。

 日本選手では松井秀喜(ヤンキース)、イチロー(マリナーズ)に次いで3人目となるメジャー通算50号で、262試合での到達は松井の329試合を大幅に上回るスピード達成となった。試合後、大谷は会見でその心境を語った。


 ――メジャー通算50号となった
 大谷 素直にうれしいかなと思いますけど、今年も始まったばかりなので、通算というよりかは今年もっともっと頑張りたいなと思います。

 ――本塁打を期待されている中での50号の意味は
 大谷 去年、やっぱりよくなかったですし、そういう波があるよりかは年間通してしっかりと計算できるのが大事かなとも思う。やっぱり長打を求められていますし、塁に出たら走ったりとか進塁したりとかってのも、もちろんあると思いますけど、一番は長打で点を稼ぐところだと思いますし、そこは継続して大振りになるわけではないですけど、やっていけたらいいなと思っています。


 ――打撃の信条は
 大谷 うーん、ストライクを振ってボール球を見逃すっていう。どのカウントにもかかわらず、一番基本的なところで一番難しいところなので、レベルが高くなればなるほど、やっぱりストライクで来た球でもファウルになる確率も高くなりますし、なおさらボール球を振ってしまったら、それだけ率が低くなるんじゃないかなとは思うので、一番は自分が打てるストライクの球、しっかりとまず振っていく。それができれば必然的にハードコンタクトの率も高くなってくるのかなと思っています。


 ――規定打席への期待があるが
 大谷 どうなんですかね。それよりかは、しっかりとコンスタントに1年間、出続けた方がもちろんいいんですけど、その中で出られる試合、出られない試合があると思うんですけど、チームのスタメンで使う、使わないって方針もあると思いますけど、できる限り出たいし、打ちたいし、投げたいし、というのは常には思っているので、むしろ監督にそう思われるように結果を出していけたらいいんじゃないかなと思っています。