大谷が2打席連続アーチ 打撃はスーパーゾーン状態

2021年03月16日 10時21分

この日2本目の本塁打を放った大谷(ロイター=USA TODAY)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)は15日(日本時間16日)にアリゾナ州テンピで行われたレッズとのオープン戦に「2番・DH」で先発出場し、2打席連続アーチを放った。初回に4試合ぶりのソロ弾を左翼席に運び、3回は左中間に放り込んだ。これでオープン戦初出場から6試合連続安打となり、打者としてはスーパーゾーン状態。

 また、「SHOTIME」だ。大谷の1発目は1点を追う初回一死走者なしだった。相手先発は“二刀流”右腕のロレンゼン。フルカウントからの6球目、外角高めの真っすぐをしっかり捉えて左方向へフルスイング。高々と上がった打球は左翼席に飛び込んだ。1―1の3回一死無走者でロレンゼンと2度目の対決。初球の外角のカーブを踏み込んで左中間へ強打。打球は左中間席で弾む勝ち越しアーチとなった。1試合2発は2019年6月30日のアスレチックス戦以来。2打席連続本塁打はメジャー1年目の18年8月3日のインディアンス戦以来だ。これでマルチ安打は11日(同12日)のジャイアンツ戦から2試合連続、オープン戦6試合で早くも3度目となった。

 試合後にオンライン会見した大谷は納得の表情だった。「1本目は2ストライクに追い込まれて、変化球を頭に入れながら真っすぐがきたので払うように打ったヒットですし、2本目はカウントのカーブ。真っすぐを待っていましたけど、ある程度頭に入れながら振り抜けたので、違うホームランでよかったかなと思います」

 大谷のファンを公言するロレンゼンは1本目はボールが飛ぶといわれるアリゾナ特有の本塁打と思ったそうだが、2本目は脱帽。「1本目の倍くらい飛んだ2本目で、やり直しされた気がしたよね。本当にすごい。僕は彼のことを初日から『ホンモノ』と常に言ってきたけど、彼のやっていることが大好きだよ」と絶賛した。

 3打席連発が期待された2―4の5回一死無走者は18年から昨季までチームメートだった右腕ラミレスが相手。スタンドから大歓声が上がった。大谷の弱点を熟知しているのか内外、高低で揺さぶり最後は外角低めに変化球を落とされ空振り三振に倒れた。

 今季のオープン戦はこれで16打数9安打で脅威の打率5割6分3厘、3本塁打、5打点と手がつけられない。好調時は逆方向への打球が多くなるが、9安打中8本が中堅から左方向だ。

 その状態の良さを生んでいるのは二刀流調整だ。

「そうですね(投手で)投げている方がやっぱり自然と打席でも集中している感じがありますし、特に打席ではボール、ストライクの判断もいいと思う。結果以上に(打席に)立っている感じはいいかなと思います」

 右ヒジ手術から復帰を目指した昨季は投手として満足に調整できずに、開幕直後の8月に右ヒジ付近を痛めたことが、打撃に影響。46試合で打率1割9分、7本塁打、24打点と不本意な成績に終わった。

 投打の二刀流の完全復活を期す今季は相乗効果で大活躍が期待できそうだ。

 

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