右肘靱帯にわずかながら部分断裂が見つかり少なくとも6週間の戦線離脱を余儀なくされたヤンキース・田中将大投手(25)に対し、ニューヨークの地元紙は同情的だった。


 デーリー・ニューズ紙は最終面でうつむく田中の写真を掲載。「復帰にはもっと時間がかかるかも」と手術の可能性を指摘し、「ヤ軍にとっては最悪のニュースではなかったが、聞きたくなかったことだ」と報じた。


 ニューヨーク・ポスト紙は「ヤ軍の希望と田中の肘は霧が峰に立つ」と伝えた。ニューヨーク・タイムズ紙はスポーツ面トップの一つとして「ヤ軍の未来は故障した肘にかかっている」と題し、「これはもう2014年だけの問題ではない。今季のヤ軍にとって田中は唯一の光明だったのに」と残念がった。


 今のところは同情的な論調だが、超大型契約で獲得した選手だけに手術となれば、状況は変わりそうだ。