ヤンキースのジラルディ監督が9日(日本時間10日)、試合前会見で「田中(将大投手)がDL入りすることになった」と発表すると報道陣がどよめいた。「右肘の炎症で、本人も痛みがあると言っている。速球のスピードがあったし、スライダーもスプリッターもキレていたので気が付かなった。重症かどうかはまだわからない。不運なことにすぐ再検査できないのが残念だ」と話した。チームドクターが学会でニューヨークを離れているため、詳しい検査は週明けに行われる予定だ。

 指揮官は「先発投手を失うことはいつだってチームにとって大きなマイナスだ。彼が我々のためにしてくれていたことを考えるとなおさらだ。代役を探すのは困難だ」と肩を落とした。キャプテンのジーターは「彼が我々にとってどれほど重要な選手か言うまでもない。彼はメジャーで最優秀な投手の一人。正確な情報がわかるまで他に何も言えない」と表情を曇らせた。ガードナー外野手は「大したことがないことを願う。彼は我々にとってスペシャルな選手だ」と軽傷を願った。マキャン捕手は「昨日はわからなかった。今日来て聞いた。最良の結果が出てくれればいいのだが…」と心配していた。