レイズの筒香嘉智外野手(29)は11日(日本時間12日)にフロリダ州ノースポートで行われたブレーブス戦に「2番・左翼」で先発出場し、第1打席にオープン戦初安打となる右前打を放ち、3打数1安打2三振だった。6回の守備から退いた。チームは0―2で敗れた。

 オープン戦13打席目でようやく快音が響いた。ブレーブスの先発は速球派右腕ライト。初回一死無走者の第1打席は、カウント2―2から96マイル(約154キロ)の速球を捉え右中間に運んだ。右翼手アクーニャが素早く追い付き、二塁に進めなかった。

 前日までオープン戦5試合で、12打席に立って8打数無安打1犠飛3三振3四球と安打が出ていなかった。「感覚は良くなっている」と前向きだったが、結果が出てホッとしただろう。

 3回一死一、二塁はライトと2度目の対戦。2ストライクと追い込まれて3球目を空振りし、三振に倒れた。6回先頭は左腕のマツェクの前にフルカウントから空振り三振を喫した。

 ようやくオープン戦初安打をマークした筒香。定位置奪取にここから調子を上げていきたい。