衝撃告白!29歳でパイプカット決断したメジャーリーガー

2014年07月13日 16時00分

元局アナ 青池奈津子「メジャー通信」

 

【ショーン・ロドリゲス内野手(レイズ)】現役メジャーリーガーが本紙に衝撃告白を放った。その内容とは「パイプカット」。レイズで活躍中のショーン・ロドリゲス内野手(29)が、本紙女性コラムニストへ堂々とカミングアウトしたのだ。ロドリゲスはどうしてパイプカットを決断しなければならなかったのか。愛する人への思いも含め、すべてを赤裸々に打ち明けた男の胸中とは――。

 

 米国では学校が6月下旬から早くも夏休みを迎えた。親子の貴重な時間を過ごそうと、球場にも選手の子供たちがお目見えする。先日ヤンキー・スタジアムにレッドソックスの主力選手が4人の“ミニリーガー”を連れてきた。チームに交ざってストレッチやキャッチボールをしている姿はなんともほほ笑ましい。

 

 さて子供といえば、今年4月にレイズのショーン・ロドリゲスと奥さんのジゼルさんとの間に4人目となるご子息が生まれた。長女のソフィアちゃん、長男のショーン・ジュニア君、次女ペネロピちゃんに続いて誕生したのが、次男・ゼキエル君。最初のうちは取材で少し身を構えていたショーンが、子供の話を聞かれると瞬時に相好を崩して「内野手は揃ったね」とうれしそうに話す。

 

「いつも名前を決めるのが大変なんだ。ソフィアの時は、3日間悩んで名無しだったし、長男にはジュニアが良いって決めていたけど、ペネロピはなかなか決められなくて長女のソフィアが付けたんだ」

 

 そんなわけでゼキエル君の名前の由来を聞くと「もう4人目で最後にしようと思ったんだ。3人で十分と思っていたら、4人目ができたことが分かったからね。それで、最後って意味を込めて『Z』から始まる名前を探していて、妻の母が聖書の中のエゼキエル(預言者の名)から取ったらどうかって。ゼキエルって響きもかっこいいでしょ?」

 

 高校時代から付き合ってきた2人は、まだ20代。年の差がさほど離れていない子供たちの世話を見るのは決して簡単ではない。子供はこれで最後にし、現実的に「生まれないための処置」を考えているというのだ。つまり「パイプカット」…。

 

 女の私には、あまりなじみのない話だったので、もう少し詳細を尋ねると、ショーンは嫌な顔ひとつせずに答えてくれた。

 

「女性がピルを飲む方法もあるけど、体にすごく悪いでしょ? 僕が処置を受ける方が確実なんだ」

 

 そんなことをしたら、永久的に子供ができなくなってしまうのではないか。

 

「僕らが相談に行ったドクターは、パイプを(完全に)切除してしまうのではなく、切った部分を中で縫い付けておいて、もしまた子供が欲しくなったら戻せる手法を取っているんだ」

 

 聞けば、米国では、海軍に行く男性などによく行われている手段なんだそう。任務で長く家を空けてしまう前に子供ができないように。あるいは現地で子供をつくってしまわないように…。

 

「女性が処置を受けると永久的に妊娠ができなくなってしまうので、それならば僕が」とショーン。予想だにしない内容にちょっと衝撃を受けながらも、感動的な取材であった。

 

 ☆ショーン・ロドリゲス 1985年4月26日生まれ。29歳。米フロリダ州マイアミ出身。身長183センチ、体重91キロ。右投げ右打ち。2003年にドラフトで指名されたエンゼルスに入団。08年4月19日のマリナーズ戦でメジャーデビュー。09年9月にレイズへトレード。10年は投手、捕手以外の全ポジションに就くなど現在もユーティリティープレーヤーとして活躍中。今季は53試合で打率2割4分6厘、8本塁打、29打点。守備力だけでなく走力にも定評があり、レイズのジョー・マドン監督からの評価も高い。

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