レッドソックスの澤村拓一投手(32)は9日(日本時間10日)にフロリダ州フォートマイヤーズで実戦形式の練習ライブBPに登板して打者4人から3三振を奪った。スライダー、スプリット、ファストボール(真っすぐ)を投げた。

 登板後にオンライン会見に応じると「ブルペンで投げる時と違って、打者がいるので向かっていく気持ちも出ますし、ケガなく無事に終わることができたので良かったです」と納得の表情を浮かべた。

 3三振を奪った投球については「まだまだもっともっと状態を上げないといけないと自覚している。今日は今日で、そんなに荒れることなく投げられたので、今日に関しては思い通りだったかなと思います。もっとこうしたい、ああしたいなって気持ちはもちろんありますけど、今日は今日で、やるべきことはやったんじゃないかと」と手応えを口にした。

 巨人、レッドソックスで先輩の上原浩治氏(45)が投球を見守っていたことを聞かれると「もともと、野球でもプライベートでも、すごくよくしてもらっている。大好きであり、尊敬する先輩なので、上原さんがいたからといって、そういう緊張することはなかったです」と笑顔を見せた。

 今後の課題については「こっちで勝ち残っていくためには、パワー面では勝つことはできないなと感じています。コンビネーション、コントロール、メリハリ、間もあるが、自分の軸となるのはストレートとスプリット。その軸は絶対にぶれないでいきたい」と力を込めた。次回はオープン戦に登板する予定。楽しみだ。