レッドソックス・澤村拓一投手(32)の背番号が「19」に正式決定した。球団が5日(日本時間6日)に公式サイトで発表した。澤村はチームに合流した2日(同3日)のオンライン会見で「まだ未契約の選手がいますから、キャンプ中は22番をつけることになっています」と話していたが、尊敬する上原浩治氏の雑草魂を継承する形となった。

 これに伴い、澤村の公式インスタグラムのアカウント名も「hsawamura19」に変更された。

 2017年から「19」を背負い、FAとなっていたジャッキー・ブラッドリー・ジュニア外野手(30)が、このほどブルワーズと2年総額2400万㌦(約26億円)で契約合意に達したため、澤村は〝希望の背番号〟を手にすることができた。

 レッドソックスの「19」と言えば、06年から12年途中まで在籍していたベケットが有名。その印象を大きく変えることになったのが、移籍1年目の13年、ワールドシリーズ制覇に大きく貢献し、16年まで在籍した上原浩治氏だった。

 澤村はメジャーのマウンドで躍動する上原氏に憧れ、18年に同氏が巨人に復帰するとプライベートでもアドバイスを受けるようになった。レッドソックスの「19」を継承することで、大きな責任も伴う。澤村にはそれだけの意思、後戻りできない覚悟があるということだろう。