大谷がOP戦初戦でいきなりマルチ安打 二刀流復活へ視界良好

2021年03月02日 11時00分

1回に右前打を放つ大谷(ロイター=USA TODAY)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)は1日(日本時間2日)にアリゾナ州テンピで行われたホワイトソックスとのオープン戦に「2番・DH」で先発出場し、3打数2安打だった。今季初の実戦で初回に右前打、3回に左前打とマルチ安打をマーク。試合は5回で打ち切られ4―4で引き分けた。

 今季初打席は初回一死走者なしだった。相手先発はメジャー4年目の右腕マクレーだ。初球、2球目と内角低めの変化球をしっかり見逃した。2ボールからの3球目、サイン交換が長くなり、1度打席を外して仕切り直した。捕手はミットを外角低めに構えたが、3度、内角低めに。バットを立てて振り切ると痛烈なゴロが狭い一、二塁間を切り裂いた。

 初打席前には思わぬハプニングも。先頭打者が6球目を右翼線に強烈なライナーで運んだが惜しくもファウル。安打と勘違いしたようで場内アナウンスは早々と大谷の名前をコールしたのだ。スタンドからは笑い声が上がった。

 次打者トラウトの左前打で二塁に進むと4番プホルスの叩きつけた打球が三塁手の頭上を越えて左翼ファウルゾーンを転がる間に生還。初得点を記録した。

 2打席目は1―0の3回一死無走者で3番手の右腕ブールと対戦。初球、足元でバウンドしたボールを見送り2球目の外角高めを逆らわずに左方向へ。打球は左翼手の手前で弾んだ。2打席連続安打をマークした。続くトラウトの四球で二塁へ進むとプホルスが今度は右前へ。大谷は一気に生還した。まるで初回のVTRを見ているようだった。

 4―4の4回は無死満塁と初めて走者を置いて打席に入ったが、カウント1―2から4番手の右腕ゲレロの内角速球に差し込まれ三飛に倒れた。投打の二刀流の完全復活を目指す大谷。打では好スタートを切った。初登板は4日(同5日)か5日(同6日)の見込み。期待が高まる。

 大谷は「いい感じでは捉えにいけているかと思います。多少差し込まれたりとか、最後にちょっとボール入れすぎたりとか、そういう微妙なところはあるので、そういうのは実戦の中で、打席を重ねながら対応していきたい。(昨年3月10日以来の有観客に)オープン戦ですけど、やっぱりお客さんが入った方が野球やっているなって感じはするので、打てる打てないにかかわらず楽しかったと思います」と話した。

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