米スポーツ専門局ESPN(電子版)は25日(日本時間26日)に「MLB株 予想勝利数やプレーオフオッズ等の所見」と題し、メジャー30球団を格付けした。

 1位はドジャースだ。予想される出塁率、出塁阻止率が1位、チーム防御率2位で、今季はレギュラーシーズンで107・1勝をマークし、ポストシーズン(PS)出場確率99%、リーグ制覇(V)確率46%、ワールドシリーズ(WS)制覇確率32%となった。

 2位は田中将大投手(32=現楽天))と再契約しなかったヤンキースだ。「スピードがなく、守備もまずまずだろうが、弱点はほとんどなく、ハイパワーで深みのあるチーム」と評価。同96・1勝、PS87%、V28%、WS14%。3位はブレーブスで95・7勝、PS85%、V20%、WS11%とした。

 5位は前田健太投手(32)所属のツインズ。主砲クルーズと再契約し、抑えのコロメを獲得したことで「ホワイトソックスを抑え地区優勝候補に再浮上した」と評価。同91・1勝、V15%、PS70%、WS6%。

 ダルビッシュ有投手(34)をトレードで獲得するなど今オフ最高の補強を行ったとされるパドレスは6位だった。「ドジャースのレベルではない」と厳しい評価で91・6勝、PS70%、Vはわずかに7%、WS4%となった。

 筒香喜智外野手(29)所属のレイズは11位で、同86・5勝、PS44%、V6%、WS2%。

 12位はエンゼルス。「先発ローテーションに派手な補強は行わなかったもののキンタナらの獲得で改善され、そこには大谷翔平投手(26)が(二刀流という自身にとっての)通常の役割に戻ることが期待されている」と指摘。同85勝で、PS36%、V5%、WS2%となった。

 澤村拓一投手(32)が2年契約を交わしたレッドソックスは17位。同78・8勝、PS12%、V1%、WSは0%との予想だ。

 秋山翔吾外野手(33)のレッズは同76・7勝で22位。有原航平投手(28)が先発ローテに加わるレンジャーズは同71・4勝で23位、菊池雄星投手(29)所属のマリナーズは同71勝で24位。山口俊投手(33)をメジャーキャンプに招待しているジャイアンツは69・9勝で25位となった。いずれもPSは1桁台でVとWSは0%だ。