エンゼルスのジョー・マドン監督は25日(日本時間26日)の練習後にオンライン会見に応じ、大谷翔平投手(26)をベタ褒めした。24日(同25日)に今キャンプでライブBP(実戦形式の打撃練習)に初登板した大谷はMAX97マイル(約156キロ)をマーク。カーブ、スライダー、スプリットに加え、日本ハム時代に投げていたチェンジアップを試投した。

 マドン監督は「ボールが熱く飛び出しているのを見たし、いいスライダーがいくつかあったね。ここ数日見た彼は、昨年のどんな時よりもいいよ」と絶賛。「投げ方、球速、終わり方、マウンド上での彼は、昨年よりずっとまとまっているし、コネクトしている。そこをキープできれば、構築させていけると思う」と手ぶりを加えながら力強く答えた。

 球団によれば、大谷はこの日、ストレッチ、キャッチボールにコンディショニングを行った後はケージと野外での打撃練習をし、ライセル・イグレシアス投手とマイナーのパッキー・ナートン投手のライブBPの打席に立つなど、主に打者として調整した。心配された初登板後の肩や右ヒジの状態は問題なさそうだ。

 エンゼルスのオープン戦は28日(同3月1日)が初戦。登板予定などは明らかになっていないが、投打の二刀流の完全復活へ着実に課題をこなしていく。