レッドソックス入りした澤村拓一投手(32)の契約内容が21日(日本時間22日)までに明らかになった。メジャーの契約内容などの情報を発信している米サイト、コッツ・ベースボール・コントラクトによると、澤村は2年総額300万ドル(約3億1600万円)で2023年はオプションとなる。

 基本給は21年、22年が120万ドル(約1億2650万円)。3年目は球団オプション300万ドル(バイアウト60万ドル=約6300万円)、または選手オプション60万ドル(バイアウト60万ドル)となっている。3年目の23年も現在のメジャー最低年俸60万ドルでの契約が保証されることになる。

 もっとも、澤村が目指すのは3年目の保証ではなく、登板数に応じた出来高を全てクリアするほど活躍し、チームに貢献すること。レギュラーシーズンでの出来高は登板数35、40、45、50、60回で各5万ドル(約527万円)ずつ増額になる。

 澤村が22年の開幕日までに放出されなかった場合、23年の基本給とバイアウトは各60万ドル増額。また、澤村が22年の開幕日までボストンに残った上で、21年または22年の登板数が35、40、45、50回に達すれば、バイアウトが各10万ドル(約1050万円)ずつ増額し、3年目のバイアウトが100万ドル(約1億500万円)に達するという。

 毎年、登板数60以上かつ3年目の23年に球団がオプションを行使すれば、最大で21年と22年は145万ドル(約1億5300万円)、23年は385万ドル(約4億500万円)、満額で計675万ドル(約7億1100万円)となる。