レッドソックスは16日(日本時間17日)にロッテから海外FA権を行使した澤村拓一投手(32)と2年契約を結んだと発表した。3年目は球団と澤村の双方に選択権がつく。複数の米メディアによると2年総額300万ドル(約3億2000万円)で、出来高などを含め3年で最大765万ドル(約8億3400万円)。澤村がメジャー40人枠に入るため、左腕のジェフリー・スプリングス投手(28)を(40人枠から外れる選手に)指名したことも発表した。

 レッドソックスは広報資料として澤村が球団史上9人目の、日本生まれの選手になることも紹介。大家友和(1999~2001年)、野茂英雄(01年)、松坂大輔(07~12年)、岡島秀樹(07~11年)、斎藤隆(09年)、田沢純一(09~16年)、上原浩治(13~16年)、現ドジャース監督で沖縄生まれのデーブ・ロバーツ(04年)も名を連ねる。うち松坂、岡島、田沢、上原、ロバーツの5人がワールドシリーズ制覇に貢献している。

 フロリダ州フォートマイヤーズで行われる春季キャンプはバッテリー陣が18日(同19日)、野手陣は22日(同23日)に始動する。澤村は就労ビザが発給され次第合流の予定。楽しみだ。