USAトゥデー紙のボブ・ナイチンゲール記者は4日(日本時間5日)、自身のツイッターで「(大リーグ)選手会が木曜日(4日)、ホワイトハウスの保健担当者と話をした。選手会のスポークスマンは『有益で参考になった』としか言わず」と伝えた。

 今週初め、選手会は開幕を1か月遅らせたいという米大リーグ機構(MLB)の提案を却下し、キャンプ、公式戦が予定通りスタートすることを決定したばかり。米スポーツサイトのアスレチックが3日(同4日)に報じた記事によると、米ジョー・バイデン政権の高官とMLBは先週、会談を行ったという。議題となったのは選手たちがジョンソン&ジョンソン製の新型コロナウイルスのワクチンを接種してから公式戦を迎える計画などで、米政府も開幕を1か月遅らせることを望む立場であるという。

 しかし、選手会側は圧力をかけられることを懸念し、先週行われたこの会談には参加しなかった。同サイトは「政府がMLBに提案した内容を聞かずに済んだ」という関係者の証言も紹介した。