レッドソックス・ペドロイアが現役引退 08年ア・リーグMVP&松坂、上原らと同僚

2021年02月02日 01時30分

レッドソックスで長年活躍したペドロイア(右)

 レッドソックス一筋の名二塁手、ダスティン・ペドロイア内野手(37)が1日(日本時間2日)に現役引退を発表した。オンライン会見に応じ、「もう走れないんだ。(3人の)子供たちに伝えるのはつらかったが、悔いはない」などと語った。今季の契約を残したまま、ユニホームを脱ぐ。

 ペドロイアは2004年6月、アリゾナ州立大からドラフト2巡目(全体65位)でレッドソックス入り、06年にメジャーに昇格した。松坂大輔投手(現西武)、岡島秀樹投手が加入した07年、上原浩治投手が守護神を務めた13年、そして18年(故障のため出場3試合)と3度のワールドシリーズ制覇を経験。08年にはア・リーグ最多の213安打を放つ活躍でMVPを受賞した。新人王(07年)、オールスター戦選出4度、ゴールドグラブ賞4度と輝かしいキャリアを誇る。

 しかし、17年4月21日、敵地でのオリオールズ戦でアクシデントに見舞われた。2点を追う8回無死一塁。高いバウンドのゴロを捕球した遊撃手のボガーツからの送球を受けて二塁ベースを踏んだところへ、封殺された一走マチャド(現パドレス)が上げた右足で左ヒザをスパイクされたのだ。

 ペドロイアはその6日後には戦列復帰を果たし、この年は106試合の出場で打率2割9分3厘、7本塁打、62打点をマーク。しかし、左ヒザをかばってプレーを続けた代償は大きく、18年は3試合、19年は6試合の出場にとどまり、20年は負傷者リストでシーズンを終えた。

 ペドロイアはそのクロスプレーについて「ダブルプレーを阻止しようとして、起こってしまったこと。僕が悪い位置にいたんだ」と相手を責めることはなかった。しかし、ボストン・グローブ紙など一部の地元メディアは問題の画像とともに「災難を振り返る」などとあらためて取り上げた。

 誰よりも早く球場入りし、毎日のように特守、特打を行っていた努力家らしく、懸命のリハビリを行ってきた。ペドロイアは「6回の(ヒザの)手術をした。医者からはもう二度とプレーできないと宣告されたが、そこから9試合に出ることができた。自分のことをとても誇りに思う」と語った。

 メジャー通算1512試合、1805安打、打率2割9分9厘、140本塁打、725打点、138盗塁。闘志あふれるプレーはレッドソックスファンの記憶に刻まれている。