【マサチューセッツ州ボストン16日(日本時間17日)発】レッドソックスVSタイガースの3連戦が始まった。昨年10月のア・リーグ優勝決定シリーズ以来の顔合わせは全米で話題で、18日(同19日)の第3戦は米スポーツ専門局ESPNが「サンデーナイト・ベースボール」として全米中継する。

 メジャーは日曜日はデーゲームが基本だが、「サンデーナイト――」は米国東部時間午後8時に試合開始と決まっている。試合終了時に日付が変わっていることも珍しくない。試合後の移動、翌日の試合に向けての準備に多大な影響を及ぼすため、避けたいと考える関係者がほとんど。今回のように翌日が休養日なら、なおさらだ。上原浩治投手(39)は「次の日がデーゲームの時もあったし、ホンマにキツい」と漏らしているが、これは全ナインの本音だろう。

 しかし、この「サンデーナイト――」はESPNに指名権があり、球団や選手に拒否権はない。複数の米メディアの報道によれば、2012年に米大リーグ機構とESPNが8年56億ドル(約5700億円)で契約を延長し、「1つの球団は1シーズンで最大6試合、サンデーナイトを実施できる」という条項が盛り込まれたという。

 18日のタ軍が今季3度目の「サンデーナイト――」となるレッドソックスだが、6月8日(同9日)の敵地でのタ軍戦、8月3日(同4日)の本拠地でのヤンキース戦も決定。影響が心配だ。