NY紙が田中を絶賛「ヤンキースの公式救世主」

2014年05月16日 16時00分

田中を大絶賛したニューヨークの地元各紙

【ニューヨーク15日(日本時間16日)発】ヤンキースの田中将大投手(25)が、14日(同15日)に敵地シティ・フィールドで行われたメッツ戦でメジャー初完封勝利。メジャーデビューから無傷の6連勝で、日米通じてのレギュラーシーズンの連勝を「34」に伸ばした。

 

 メッツ戦の立ち上がり、田中はスライダーが抜けるなどボールが高めに浮き苦しんだ。初回一死後に、2番・マーフィーに左前打。3番・ライトは右翼への大飛球。ヒヤリとしたが右翼・ソリアーノがグラブに収めた。4番・グランダーソンは右飛に仕留めた。

 

 2回以降は別人。スプリットに加え、ツーシームやチェンジアップも織り交ぜてメッツ打線に付け入る隙を与えなかった。2回から4回まで三者凡退。5回は先頭のC・ヤングに左前打されたが、後続を打ち取った。6回は二死後にE・ヤングに中堅へ二塁打を打たれたが、次打者は一ゴロに仕留めた。7回はクリーンアップを3者三振。8回も三者凡退。9回は先頭のアブレイユに中前打されたものの、その後の3人はキッチリ打ち取った。三塁を踏ませることなく、4安打8三振、無四球の快投だった。

 

 一夜明けた15日(日本時間16日)、ニューヨークの地元紙は大絶賛。ニューヨーク・ポスト紙は「新しいサブウエー・ヒーロー」と紹介。試合が行われたシティ(CITI)・フィールドとニューヨーク市(CITY)を重ねて「田中がシティを乗っ取った」との見出しで「メッツにとってスプリッターは強力な兵器だった」と驚がくの声を上げた。

 

 デーリー・ニューズ紙は「マサヒロは崩壊ヤンキースで最重要を立証」と形容し、連敗を止めた快投により「今やヤンキースの公式救世主」ともてはやした。

 

 ニューズデー紙は、「勝利が必要? それならタナカ・タイムだ」。試合前にジーター内野手が田中が登板することで「今晩は3時間半以内で(早く)終わるな」と言ったのに対し、ガードナー外野手が「2安打完投102球」と返したエピソードを披露。「田中は新人王、サイ・ヤング賞、さらにはMVPの有力候補」と持ち上げた。

 

 ニューヨーク・タイムズ紙は「田中は苦しんでいるヤンキースがまさに必要としているものをもたらした」と落ち着いたトーン。メジャー初安打を放った9回の打席の写真も掲載し投打にわたる活躍を伝えた。