メジャー歴代2位の通算755本塁打を放ったハンク・アーロンさん(享年86)の背番号「44」が、野球界以外でも欠番になることが23日(日本時間24日)に分かった。アーロンさんが23年間の現役生活のうち長年過ごしたブレーブスの本拠地アトランタのジョージア工科大学のアメリカンフットボールチーム「ザ・イエロー・ジャケッツ」が「44」を2021年シーズン中、欠番にすると発表した。

 22日(同23日)の訃報直後に「44」を21年シーズン限定で欠番にした米プロフットボールNFLのアトランタ・ファルコンズ、米プロサッカーリーグMLSのアトランタ・ユナイテッドに続いて、3チーム目だ。

 ジャケッツのジェフ・コリンズ・コーチは「ハンク・アーロン氏の訃報は、非常に悲しいです。この街、この国、この世界にとっての彼の存在を振り返り、我々もファルコンズやユナイテッドに続いて、21年シーズンは『44』を欠番にしました。彼が球場だけでなく、アメリカの人権運動にもたらした計り知れない影響を学生アスリートらに教育する1年にしたいと思います」との声明を出した。

 20年シーズンに「44」をつけていたラインバッカーのクエズ・ジャクソン選手には違う番号が与えられる。