田中 松坂先輩の前で必勝誓う

2014年05月14日 20時00分

メッツ戦での勝利を誓う田中

【ニューヨーク13日(日本時間14日)発】ヤンキースの田中将大投手(25)が14日(同15日)に先発が予定されている敵地シティ・フィールドでのメッツ戦を前に報道陣に対応し、自身初のサブウエーシリーズでの勝利を誓った。また、前日5年ぶりの再会を果たしたメッツの松坂大輔投手(33)についても言及。日本のエースとして君臨してきた大先輩への思いを語った。

 

 田中はこの日、ヤンキー・スタジアムで投手陣とともに通常通り練習。キャッチボールでは入念にフォームを確認するなど、メジャー8試合目のマウンドに備えた。

 

 前日はニューヨークのみならず全米のファンが注目する「サブウエーシリーズ」をベンチで初体験。「両チームのファンの方が競う合うかのように声援を出し合っていたので、すごい雰囲気だなとは思いました」

 

 メジャー6勝目、日米通じてのレギュラーシーズン34連勝がかかる登板は敵地でのマウンドとなるが、不安はない。「まあ、いつも通り投げられるとは思います。ヤンキー・スタジアムではないので、また違う雰囲気になると思う。そういうのを感じながら、いいものを出していけたら」。完全アウェーのフェンウェイ・パークでのレッドソックス戦を経験し、田中はまた一つ成長。敵地での異様な雰囲気も楽しみつつ投げることができそうだ。

 

 チームはエース左腕のサバシアが右膝炎症のため15日間の故障者リスト入りしたことにより、開幕から先発ローテーションを守り続けているのは黒田と田中の2人だけとなった。救援陣も不安定なだけに、試合早々に崩れるわけにはいかない。

 

 底力が試されるマウンドに右腕は「まあ変わらないですよね。自分にできることっていうのは変わらないと思いますし、できることをしっかりと試合で出し切れるように」と日本時代から常に話している“おなじみのフレーズ”で意気込んだ。

 

 前日の練習で2009年のWBC以来5年ぶりに再会した松坂には「負けないことがすごいこと」と称賛された。これには謙遜した様子で「僕の立場からは難しいですけど、先輩のこと言うのは」。そう話した上で「日本で一緒にやる期間はなかったので遠い存在の人。自分がプロ入って同じ時期に戦った人がメジャー来られてというのは近い部分で感じるものはあるけど、松坂さんとは入れ替わり。高校時代から見る目は変わらないですよね。遠い人だなあと」と今も昔も自身にとって“雲の上の存在”であることを明かした。

 

 試合展開によっては“新旧・日本のエース”が投げ合う場面が訪れるかもしれない一戦。田中は尊敬する大先輩の前でも不敗神話を継続させることができるか。