菅野の顔面がマー君化 仏頂面でマウンド支配

2014年05月12日 11時00分

捕手のサインを見る菅野。確かに田中に似てきた

 巨人は11日、阪神戦で0-1で完封負けを喫し、先発の新エース菅野智之投手(24)の開幕からの連勝は6でストップした。とはいえ打線の援護がない中で、7回6安打1失点、9奪三振と存在感を発揮し、今季初黒星にもチーム内の評価は高まるばかり。最近では、その“表情”にもスポットライトが当たっている。

 

 

 開幕からの連勝記録こそ止まったが、この日も「エース」の名に恥じない投球だった。7回1失点の内容でも「今日は役割を果たせなかった。1点には抑えたが、自分としてはまったく納得いかない。こういう厳しい試合で勝ちきれないのが甘いところ」と猛省したのは、それだけ志が高い証拠でもある。


 1年目の昨季も13勝6敗と好成績を残したが、今季は数字以上の迫力が加わった。何が右腕を成長させたのか。菅野を見守るスタッフは「アリゾナでの自主トレの成果も大きいとは思うけれど、去年のCSと日本シリーズで、マエケン(広島・前田)とマー君(ヤンキース・田中)に続けて投げ勝ったことが自信につながっている」とみている。


 超一流と称される投手との投げ合いが糧になったことは、投球スタイルの変化から読み取れる。昨季は走者を背負うと変化球に頼ったが、今季は逆に直球で押す場面が増えた。前出スタッフは「スーパーエースと称される投手は、みな直球を勝負球として使える。その点に気が付いたのでしょう」と話す。


 変化は投球だけではない。菅野と仲の良いナインは「今年の智之は顔がマー君に似てきた」と指摘する。「去年入ってきたときはどちらかというと“さわやか系”でニコニコしていたけど、今年はマウンドでずっとブスッとした顔をしているでしょ。マー君もそうですけど、あの仏頂面が守っている選手には安心感を与えるんです」という。