田中メジャー初の壁?“モツ鍋不足”

2014年05月09日 21時00分

断モツ状態が続く田中

【ウィスコンシン州ミルウォーキー8日(日本時間9日)発】ヤンキースの田中将大投手(25)はメジャーデビューから6試合に先発して4勝無敗、防御率2・53と期待通りの活躍だ。これまで多くの日本人投手が苦しんできたボールやマウンドにもしっかり対応しているからこそだが、田中はその能力をグラウンド外でも発揮している。それは意外な面でだった…。

 

 チームトップの4勝に加え、ここまで先発した6試合が全てクオリティースタート(6回以上を投げて自責点3以下)と安定していることから辛口のニューヨークメディアも「もはやエース」と絶賛している。マウンドでどんな状況に陥っても、対応できるようにしっかり準備しているからこそだろう。そんな田中はグラウンド外でもしっかり備えていた。それはモツ鍋だ。

 

 オムライス、焼き肉が田中の二大好物なのは知られた話だが、モツ鍋は「しょっちゅう食べたいわけではないが、時々無性に食べたくなる」という裏好物だ。楽天時代、本場の福岡・博多はもちろん、東京などにも「いざ」というときに行ける店はしっかりチェックしていた。

 

 米国ではどうか。焼き肉は全米にお店があるし、オムライスは田中の好みを知り尽くした、まい夫人(30)が作ってくれる。しかし、モツ鍋は…。米国ではモツを食べる習慣は皆無に等しいのだ。モツを売っているお店が全米でどれだけあるか。仮にお店があったとしても、食べる習慣がないだけに鮮度等に問題がある。

 

 モツが手に入らなければまい夫人が自宅で作ることもできない。どうにもならないのが現状だ。しかも渡米から約3か月が経過。この時期は楽天時代ならオープン戦や公式戦の遠征などで必ず一度はありついている。田中は“断モツ状態”が続いているのだ。大丈夫か。

 

 田中を直撃すると「食べてないですね…」との答えが返ってきた。やっぱり…。しかし、笑顔でこう切り返した。「でも(それに備えて)モツ鍋がある店の情報は入っているので。いつでも行ける状態です」。先日、ニューヨークなどでモツ鍋を扱っている店の情報を関係者から入手したという。

 

 ちなみに兵庫県出身の田中を含め、関西人が陥るともいわれる、お好み焼きなど「粉もん」への“禁断症状”は「それはまだ出てきてませんね。大丈夫です」とのこと。

 

 田中はマウンドだけでなく、グラウンド外の備えも万全。9日(同10日)に先発するブルワーズ戦で5勝目を挙げ、日米通じてのレギュラーシーズンでの連勝を33に伸ばしてくれそうだ。