サバシア「田中のレードバック能力はすごく大事」

2014年05月05日 16時00分

青池奈津子がヤンキースのキーマン直撃(2)
☆C・C・サバシア投手(33)

 ――C・C、今日は、あなたから見た「マサヒロ・タナカ」について、いろいろと聞きたいんだけど

 サバシア:彼の仕事の仕方が好きだね。自信があると同時に、とても謙虚。自分のやっていることをしっかりコントロールできている。実際にコントロールすることは大事だから、それは彼にとっての大きなアドバンテージだよ。こっちに来て初めから何でもかんでもやろうとするもんだけど(普通はできないのに)タナカはとてもバランスのいいルーティンでやっているように感じるから、僕もとても楽しみだよ。

 ――田中の性格で気がついたことは

 サバシア:彼は「レードバック(おおらか)」。それはこの世界を生き抜くのに必要なこと。メジャーリーグで毎日活躍するには、平衡でいないといけない。気持ちを上げ過ぎず、下げ過ぎず、仕事を安定して行う。

 ――黒田と似ているか

 サバシア:クロダも同じだよ。似ているところがたくさんある。彼がイライラしているのなんて見たことがないだろう? 上がらず下がらず常に平衡の真ん中で、僕は野球選手として、その能力はすごく大事だと思うよ。(車に例えて)ドンと構えた大きなジープこそ、最高さ。

 ――スプリングトレーニング中、田中と一緒に出かけたか

 サバシア:まだ行けていないけど、シーズン中にでも、ぜひ行きたいね。

 ――彼と普段どんな話をしているか。何かアドバイスを求められたりしたとか…

 サバシア:ピッチングや野球に関するいろいろな話をするよ。でも、アドバイスするのは難しい。なんてったって、彼は右投手で僕は左投手で、ちょっと違うからね。ハハハ、だから普通の会話をしているよ。

 ――ニュースで見聞きしていた田中と実際に接してみて、何か違いはあったか

 サバシア:いや~、とにかく、噂通りのいいピッチングをしていたから…。驚いたことは今のところ何もないよ。

 ――田中をひと言で言うと

 サバシア:さっきも言ったけど「レードバック」。楽しむことが好きな、チームメートと楽しいひと時を過ごすのが好きなやつというのが印象だね。

☆あおいけ・なつこ=埼玉県出身。青山学院大学卒業後、2003年に中部日本放送(CBC)にアナウンサーとして入社。06年3月末にCBCを退社後、フリーに転向。07年から渡米し、ニューヨークを拠点にメジャーリーグ取材を中心としたスポーツリポーター兼ライターとして本紙で「メジャー通信」を連載するなど幅広い活動を続けている。現在、NHKラジオ第1放送の音楽番組「ミュージックパトロール・チェキラ!」に海外エンターテインメント情報を紹介する現地リポーターとして出演中。愛称は「なっちゃん」。