【ニューヨーク3日(日本時間4日)発】ヤンキース・田中将大投手(25)は当地で行われたレイズ戦に先発し、7回8安打3失点で無傷の4勝目をマーク。日米通じてレギュラーシーズンの連勝を32に伸ばした。チームは9—3で勝った。

 試合後、田中は「何もいい球がなかった」と反省を口にした。1回にソロ本塁打を浴びると、2回には二死一、三塁から適時打を許し失点。4回にもソロ本塁打で追加点を与えた。制球に苦しみ、思うような投球ができない。

 しかし、チームは4回にテシェイラの2ランで1点差に迫ると、5回にエルズベリーの適時二塁打で同点。6回にはジョンソンのソロ本塁打で逆転に成功した。

 田中も4回以降は走者を出しながらも、要所を締めてレ軍に追加点を与えない。7回は2つの三振を奪い、三者凡退だ。113球を投げ、奪った三振は5。「序盤に球数がかかったが、徐々にリズムを取り戻してなんとか7回までもったな、という感じです」。その言葉通り、苦しみながらつかんだ4勝目だった。