【ニューヨーク1日(日本時間2日)発】ヤンキースの田中将大投手(25)はマウンドで結果を残すたびにナインからの信頼度が高まっている。そうなるとグラウンド外の私生活にも関心を持たれるもの。そんな中、主将のデレク・ジーター内野手(39)は田中の大好物に興味津々。ある計画を温めている。それは――。

 田中とヤ軍ナインに、言葉も含めて壁は消えたといっていい。結果はもちろん、いかなる環境にも適応し、チーム内から「まるで何年もこのチームにいるかのようだ」の声が上がる、堂々としたたたずまい…。田中は「英語は分からないですから」と言うものの、ナインは気軽に接してくる。完全にチームの一員となっている。

 そうなれば、田中のプライベートに興味が移るのは自然の流れだろう。さっそく関心を示したのが、今季限りで現役引退するヤ軍の顔であり、メジャーを代表するスーパースターのジーターだった。てっきり「ポップスター」とメディアにも報じられた、まい夫人(30)のことかと思いきや「『オムレットライス』っていうのはどういう食べ物なんだ?」。なんと、田中の大好物オムライスに興味津々なのだ。

 具を卵と混ぜ焼き上げる「オムレツ」は米国でも存在する。しかし、チキンライスを卵でくるむ「オムライス」は日本発祥の“洋食”で、米国には存在しない。ジーターが食いついたのもそこで「ライスを卵でくるむのか? それはすごいね。ぜひ食べてみたいよ」と目を輝かせる。米国ではホームパーティーは普通に行われるだけに、ジーターが田中の自宅を訪れることになるだろう。料理の腕には定評があるまい夫人の作るオムライスにジーターもきっと満足するはず。

 偉大なるキャプテンのリクエストに田中はどう応えるのか。田中、ジーター、まい夫人による“オムライス・ホームパーティー”が実現すれば、日本のみならず米メディアも黙ってはいないはずだが…。早速、田中にそのことをぶつけると「また、無理やり聞いてきたんでしょ」と苦笑い。「(開催に関しては)どっちでもいいですよ。多分、そうはならないと思いますけどね」とかわした。

 今後の田中の活躍はもちろんだが、オムライス・ホームパーティーの行方も気になるところだ。