中日が、米大リーグ、ヤンキース・イチロー外野手(40)の発言にピリピリしている。

ファンも同感の若返り イチロー「お払い箱70%」


 イチローは4月8日(日本時間9日)のオリオールズ戦で日米通算の出場試合数を3017とし、野村克也氏の日本プロ野球記録に並び、翌日に更新したが、その件について「それ何? あっそう、だからって感じ。(試合に)出てるだけでカウントされるものに、僕は価値を見いだせないので。それに尽きるよね」とコメント。これを中日側は、今でも気にしている。

 理由は谷繁元信捕手兼任監督(43)に野村氏の3017試合超えが期待されているから。昨年終了時点で2900試合出場となり、野村氏に次ぐ“日本2位”に浮上しており「谷繁監督は(元楽天監督の)ノムさんと顔を合わせるたびに『監督の試合数を目指して頑張ります』と繰り返し言うほど、それを目標にしている。相当な思い入れを持っている記録なのに、イチローからあんな言われ方をされてしまったら立つ瀬がないじゃないか」とチーム関係者。ある選手などは「ウチにとっては面白くない話」とムッとした表情で話すほどだ。

 イチローが、自分の気持ちを素直に話しただけなのは、中日サイドも分かっている。考え方が人それぞれなのも理解しているし、当の谷繁監督は何のリアクションもしていない。それでも周囲は黙っていられない感じ。イチローには、後に続く者のことも考えて発言してほしかった、と思っているようだ。