一塁起用案も浮上…レイズ2年目・筒香はメジャーで生き残れるのか

2021年01月02日 05時15分

勝負の2年目を迎えるレイズ・筒香(ロイター)

 道のりは険しい…。レイズ・筒香嘉智外野手(29)のメジャー2年目に暗雲が垂れ込めている。

 エリック・ニアンダーGMは今オフ、筒香の来季について、一塁起用も検討することを明言。今季の筒香は新天地で本職の左翼に加え、三塁にも就いたが、一塁起用が実現すれば古巣・DeNAで2014年シーズン以来、実に7年ぶりの守備位置を任されることになる。

 これだけのブランクがありながらリスク覚悟の一塁起用も選択肢に入れざるを得ない背景には、球団側が筒香の〝取り扱い〟に頭を抱え込んでいる事情がある。

〝ハマの大砲〟としてDeNAの主砲に君臨していた筒香にレイズ側は当初、クリーンアップを任せるだけの潜在能力があると見込んでいた。昨オフ、2年総額1200万ドル(約12億5000万円)と破格の契約条件で迎え入れたのも、その期待の表れだ。ところが、いざフタを開けてみると今季は51試合で打率1割9分7厘と低迷。ポストシーズンではキューバ出身の〝超新星〟ランディ・アロサレーナの活躍によってDHとしての出場機会も激減していた。

「ニアンダーGMが一塁起用を示唆したのは、現状で他に筒香を生かすための方策が見当たらないからです。シーズン後半には左翼がマーゴー、三塁もウェンドルとこの2人でレギュラーが固まってしまい、残されたDHでの出番もリーグ優勝決定シリーズMVPのアロサレーナによって奪われた。ただ、その一塁にも不動のレギュラーの崔志万がいます。事実上、来季の筒香はベンチ要員からのスタートとなり、アピールしていくにはかなり厳しい立場と言わざるを得ないでしょう」(ア・リーグ関係者)

 救いなのは打率こそ低迷しながらも8本塁打、24打点と2部門でチーム2位の今季成績を残した点だ。「長打力があることは証明できたはず。不幸だったのは今季の開幕が遅れた上に60試合の超短縮シーズンだったこと。十分なアジャスト(順応)の時間があれば、MLB主流の速球に対応できるようになって本領を発揮できるようになるかもしれない」と前出の関係者。地元メディアから「期待外れ」と逆風を吹きつけられている筒香。2年目のミラクルを起こせるか。