ダルビッシュ本人はトレード報道に動じず 音声配信で〝薄毛危機〟語る

2020年12月30日 01時43分

カブス・ダルビッシュ(ロイター)

 年の瀬に衝撃ニュースが飛び込んできた。カブス・ダルビッシュ有投手(34)が28日(日本時間29日)、専属捕手のビクター・カラティニ捕手(27)と共にパドレスへ移籍することになった。カブスはパドレスからメジャー通算50勝をマークしているザック・デービス投手と、メジャー経験のない若手4人を獲得する。

 ダルビッシュはカブスとの契約を23年まで残していたが、現地記者によると「カブスは残り(3年で)の総額5900万ドルのうちの少額を負担する」という。ダルビッシュ本人は現地の一斉報道直後、自身のツイッターで「自分のトレードが確定したみたいな情報が有力な筋から出てきだしたけど、自分の携帯は鳴りません。どういったシステムなんでしょうか?」と困惑した文面で投稿した。

 その後、右腕は日本時間深夜に音声配信アプリで本音を吐露。「トレードが確定したら絶対にGMから電話が来るはずですが、まだないんで確定ではないです」としつつ「故障履歴とかをパドレスがチェックしている段階だと思います。(連絡が)あるとしたら今日か、明日かという展開」と自身が置かれた立場を冷静に見つめた。また「サンディエゴはトレード拒否(条項)に入っていないので拒否はできません」と移籍が決まった場合は受け入れるとした。

 約1時間弱の音声配信は自身の〝薄毛危機〟に時間を割いたり、ハマっているスマホ野球ゲームをプレーしながら行うなど、明るい口調で終始リラックス。「シカゴを離れるのは寂しい」とセンチメンタルなコメントも漏らしたが、移籍を前向きに捉えていることをうかがわせた。

 パドレスは前日にレイズからサイ・ヤング賞左腕ブレーク・スネルを1対4のトレードで獲得すると、一夜明けて韓国プロ野球界のスーパースター、キウム・ヒーローズの金河成(キム・ハソン)内野手と契約合意に達したばかり。ほぼ24時間で4選手を獲得したことになる。

 スネル、ダルビッシュという左右エース獲得となれば、パドレスは来季強力な先発ローテーションを形成。3番手以降もラメットら逸材が控えていることから、一気に同地区強豪のドジャースを脅かす存在となりそうだ。

 またパドレスが巨人からポスティングされている菅野智之投手(31)の獲得に向けて、引き続きアグレッシブな姿勢を見せるのか、次の動きも注目される。