ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す巨人の菅野智之投手(31)の争奪戦からレンジャーズが離脱したようだ。MLBネットワークのジョン・モロシ記者は27日(日本時間28日)に自身のツイッターに「1月7日(同8日)の交渉期限が迫っているトモユキ・スガノ(との交渉)について、複数の球団が残っていると聞いています。ブルージェイズ、パドレス、ジャイアンツ、メッツ、レッドソックス」と投稿するや反響が全米に広がった。

 レンジャーズは26日(同27日)に日本ハムの有原航平投手(28)と2年契約で獲得したと発表。球団公式サイトによると、総額620万ドル(約6億4000万円)で来季が260万ドル(約2億6800万円)、2022年が360万ドル(約3億7000万円)で5万ドル(約516万円)の出来高が付く。日本ハムへの譲渡金は124万ドル(約1億2800万円)だ。

 米サイトのトレード・ルーモアーズは「注目すべきは、モロシ記者がリストからレンジャーズを外したこと。テキサス(レンジャーズ)は有原と契約したことで、菅野からは撤退した可能性がありそうだ」と伝えた。

 米CBSスポーツ(電子版)は「菅野は田中が14年にメジャー入りして以降、日本でのベスト投手。MLBでエースとはいかないが、頼りになるローテーションの中堅を務められるだろう」と高評価。複数の米メディアが1年1200万ドル(約12億4000万円)以上での複数年契約を予想している。