則本“田中流ギアチェンジ”にはまだまだ

2014年04月13日 11時00分

5回、二死一、三塁から失点を許した則本(左)

 楽天の則本昂大投手(23)が、11日のロッテ戦(QVC)に先発。開幕3連勝を狙ったが、6回4失点で今季初黒星を喫した。

 

 初回は三者連続三振、2回に3点の援護をもらうなど、最高のスタート。ところがその裏、今江に左翼へ一発を浴びるとクルーズ、吉田にも適時打を許し同点とされた。5回には二死一、三塁から今江に勝ち越し打。一方、楽天打線は3回以降、ロッテ先発の成瀬を捕らえきれず、そのまま3―4で敗れ、チームは3連敗となった。

 

 試合後、則本は「点を取ってもらった直後だったのに…」と肩を落とし、佐藤義則投手コーチは「(打順)ひと回りは力でいってほしかった。最初は自分が投球のリズムに乗っていないんだから」と則本の“エコ投法”を惜しんだ。則本が「(ローテの)松井裕や森が実質1年目で中継ぎが多く投げている。できるだけ長く投げたい」と話していたように、完投を意識して“ギア”を落として投げたのが裏目に出た格好だ。

 

 ヤンキースに移籍した田中がそうしたように、慢性的な抑え不足に悩む楽天のエースは、完投できるかどうかが大きなテーマ。そこで則本もピンチになってギアを上げる“田中流”を試みたわけだが…。「ペース配分を勉強しないと」(佐藤コーチ)とまだ手探りの状態だという。

 

 星野監督は「まだエースじゃないと分かるだろ?」と則本にさらなる成長を求め、則本も「反省を次に生かしてやらなくちゃいけない」。田中の域に達するギアチェンジをマスターするまでには、まだまだ時間がかかりそうだ。