スポーツ専門局ESPN(電子版)が17日(日本時間18日)に「年齢はただの数字。MLB球団が契約を恐れてはいけない30歳以上のFA選手」とのタイトルの特集記事で、ヤンキースからFAになっている田中将大投手(32)ら7人を紹介した。

 記事では、来季を見据えるなら年齢よりも今季何をしたかが重要であると指摘。田中については2016年から19年にかけて、平均で毎年30試合に先発している安定感などを理由に、レッズからFAのトレバー・バウアー投手(29)に続き「複数年契約を結ぶ価値がある」と評価した。

 条件提示を行う球団側は実績によるポジティブな評価と、年齢によるネガティブな評価のバランスを熟考して選手の適正価格を算出する。いわば来季以降を見据えた先物取引のようなもので、そこに故障歴、投手なら球速、打者なら打球速度といった数値に衰えが如実に表れていれば、移籍市場における商品価値は大きく変わってしまう。

 田中以外ではツインズからFAのネルソン・クルーズ外野手(40)、ヤンキース生え抜きのブレット・ガードナー外野手(37)、長年にわたりカージナルスでバッテリーを組んできたアダム・ウェインライト投手(39)とヤディア・モリーナ捕手(38)などの名前も挙がった。