
名門球団がもくろんでいる補強策はすべて失敗に終わるかもしれない。米メディアのニューヨーク・ポスト紙(電子版)は17日(日本時間18日)、ヤンキースが今オフの最優先事項とするDJ・ラメーヒュー内野手(32)との再契約交渉を早めに決着させなければ、田中将大投手(32)やポスティング申請を済ませた巨人・菅野智之投手(31)らを獲り逃す状況になると指摘した。
ヤンキースは15日にブーン監督、16日にはキャッシュマンGMがオンライン会見に応じ、来季に向けた戦力プランについて言及。今季の首位打者であるラメーヒューとの再契約を最優先する考えをそろって明言した。
複数の米メディアによると、ヤンキースが4年総額7億5000万ドル(約77億3000万円)を提示したのに対し、ラメーヒュー側は5年総額10億ドル(約103億円)を要求。交渉は難航し、合意するにしても破談するにしても時間がかかるだろうと予想する。
そうなると田中をはじめ他の有力FA選手がヤンキース以外と契約してしまう可能性があるとポスト紙は心配する。またヤンキースも興味を示しているとされる菅野にしてもポスティング期限は日本時間1月8日午前7時まで。ぐずぐずしていると他のチームに後れをとってしまう。
今季のヤンキースはプレーオフ出場こそ果たしたが、地区優勝はレイズに奪われ、地区シリーズで敗退した。一兎を深追いして、結局は戦力ダウン…なんてことにもなりかねない。
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