米大リーグ機構(MLB)公式サイトは15日(日本時間16日)に「カブスが先発ローテーションの新しいアプローチを検討している」と報じた。11月に就任したホイヤー編成本部長が来季はローテを5人から6人で回す可能性に言及したのだ。

「昨シーズン、投手らには60試合という少ない機会しか与えられなかったため、フルシーズンを乗り切るためには途中で休息を与えたりする必要があるだろうから、例年よりも多くの選択肢が必要」

 カブスの先発ローテは、昨シーズンに続き、ダルビッシュ有投手(34)、カイル・ヘンドリックス投手(31)、アレック・ミルズ投手(29)の3人が確定。FAとなったジョン・レスター投手(36)の再契約交渉を進めている。若手投手から抜てきも検討中だ。

「これまでのように中5日では投げられないだろうというが業界の共通認識で、皆その話をしている」とホイヤー編成本部長は付け加えた。メジャーでは近年、ヒジを痛めてトミー・ジョン手術する若手投手が続出。ダルビッシュは14年7月のオールスター戦前日の記者会見で先発6人制を提言している。カブスが踏み切れば追随する球団は少なくないと思われる。一石を投じることはできるか。