
USAトゥデー紙(電子版)は15日(日本時間16日)に「米大リーグ機構(MLB)の幹部と球団オーナーは、21年シーズンを遅らせるかどうかの議論で選手会と対立」との見出しで、選手たちがキャンプまでに(新型コロナウィルス)ワクチンの接種を受けることを求めていると伝えた。
記事は開幕を5月まで遅らせ、公式戦の試合数が140試合か、それよりも少ない短縮シーズンになったとしても、選手たちにはワクチン接種を受けさせたいというMLBとオーナー側の意向を強調している。
一方、選手会側は予定通り公式戦162試合をフルで行い、給与もフルで支払われることを望んでいるという。選手会にしてみれば、60試合制で臨んだ今季、途中で一部球団の試合が延期されたが、ワールドシリーズは無事に終えており、ワクチンなしでも問題はないということだ。
米国では14日にワクチンの接種が開始されたが、不安を感じている国民は少なくない。両者による議論では、選手やコーチ陣ら全てのスタッフがワクチンの接種を受けることを必要条件とするのかどうか、そこが大きな争点だろう。
バッテリー陣のキャンプインは例年2月上旬。すでに2か月を切っている。
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