米スポーツ専門局ESPN(電子版)は14日(日本時間15日)にポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す巨人の菅野智之投手(31)についてレンジャーズが新たに興味を示していると伝えた。「今オフFA最注目のトレバー・バウアーに続き、ジェイク・オドリッジ、田中将大、コーリー・クルバーらの2番目の注目層に加えて、こっそり浮上中のフォローすべき名前」として菅野を挙げた。

「ジャイアンツで8年間華々しいキャリアを持ち、2度の沢村賞受賞。今年も投票2位で受賞をわずかに逃した菅野のことをあるスカウトは『大リーグの方が彼の競争能力をより生かせるだろう、彼の5球種は少なくともローテの3番手になる可能性を備えている』と話した」と紹介。レンジャーズが獲得に乗り出していることを伝えた。

 メジャー通算98勝のクルバーがFAとなったレンジャーズの先発投手陣で計算できるのは33歳の右腕ギブソン、30歳の右腕ライルズ、今季がメジャー1年目だった25歳の右腕ダニングの3人だけ。菅野は最適だろう。

 これまでにレッドソックス、パドレス、ブルージェイズが菅野に興味を持っていると報じられている。バウアーの去就が決まらないため、先発投手の移籍市場は停滞しているが、水面下で争奪戦が繰り広げられているのは確実。吉報に期待だ。