ドジャースからFAのジャスティン・ターナー内野手(36)が注目されている。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者が10日(日本時間11日)に自身のツイッターで「ブルージェイズはジャスティン・ターナーに興味を示すチームの1つ」と投稿した。それを受けCBSスポーツ(電子版)も「ターナーだったらブルージェイズのスタメン三塁手としてピッタリはまる」と伝えた。

 これに対し、ロサンゼルス・タイムズ紙の辛口で知られるビル・プラシュケ記者はコラムで「ドジャースのハートと魂であるターナーにさよならを言ってはいけない。ドジャースは再契約するべきだ」と熱烈アピールした。

 ターナーは今季のワールドシリーズ第7戦にチームが勝利し、32年ぶりのワールドシリーズを達成した直後、新型コロナウイルスの陽性反応を示しながらもフィールドに出てきて物議を醸した。プラシュケ記者は当時、「愛すべきリーダーは今や幻滅の中に…イメージ崩壊、レガシーの汚点」と批判した。それでも「ターナーがドジャースとロサンゼルスにとって大事な存在であることは疑う余地はない」と断言する。

 ターナーがドジャースで過ごした7年を振り返り、「シーズン最大の試合の最大の瞬間に転がり泥まみれになれるチームリーダーとしての実体と象徴であるターナーのような人物はどこを探してもいない。ターナーは由緒正しきドジャース、大物ドジャース、皆のドジャース、つまりドジャースなのだ。彼を手放してはいけない最たる理由だ。彼が引退する時はドジャースであるべき」などと太鼓判を押した。

 複数年希望するターナーと単年契約したいドジャースは現在も交渉を続けていると思われる。どう決着するか。